ランドリオール39巻 感想

ランドリオール39巻 感想

2022年8月19日

8巻刊行のころから読み始めたランドリオールももう39巻!どんどんぱふぱふ~。

いくらでも続いてほしい気持ち。いや完結ももちろん見たいんですが!

サラッとした絵柄、文字数も少ないのに、詰まった情報量が多くて何周でも読めるまんがで大好きです。

以下、39巻収録のact.222~act.228+αについて、ネタバレしかない感想。

ディアの活躍にうはうは

メイアンディアが好きです。芯の強いお姫様。
自分の立場を理解しつつ、全力でできることを全うする姿勢が大好きです。

派手なバトルと同じくらいこうした後方支援の緊張感が描かれるところもランドリの好きなところ。

しっかし豪快にやりましたね、本。
ディアの行動力に拍手。
王様とチューターの憔悴っぷりに合掌。
ここまでダメージ受けつつも流れを止めずに即決断した王様、人格者…。

ディアがダンジョンから一人で帰還できた理由がわかりません。伏線はどこだ。あとからわかるパターンか、見落としか。
「幽架書斎に戻れる」ってことなので、真祖の血筋が関係してるのかな。

あぁ、忘れた情報を拾うためにまた読み返したいぃい…

10年以上前に描いたディア

ミストレスの人外っぷりが炸裂

「3ついるんだから」発言ゾクゾクしました。好き。あまりに人の心がない。
こういう、どうあがいてもわかりあえない存在とわかりあえないなりに共存する話が性癖なので、たまらない一幕。

ゼクスレンの「我々は人外のものの見方を受け入れ難いことがある」、表情がすげー苛々してるのに相手を尊重しつつちゃんと意思表明してて好き。

ところで、ニンジャは人外視点だと、人間から外れた存在なんです…?
遁甲できるのもそれでか…?

イオンが「見習い」のレベルを越してたらミストレスの発言が「4ついるんだから」になってたのかなと思うともう、真夏にコートが欲しくなりますね。
人外だけに、怪談モノの発言ですよ。

ディアの能力とミストレスのやってることが似通っているっていうのも面白い情報でした。
人外が人間に潜っても混じらないけど、人間が人間に潜ると混じりやすくて危険ってことでしょうか。

こういうちょっとしたセリフから法則探したくなるのでランドリはスルメ。

葬られた歴史

アトレが簒奪者、きましたね。
大量のニンジャの骨、あれがアトレの仕業だったとは…。アトレの一族は一体どんな存在だったのか?
そのうち回想とかで人物が見えてほしい。
今回出た情報から想像しやすい超非情な人物でもいいし、実は情に満ちた裏事情とかあってもいい。

ダンジョンは竜がつくるものだとか、天恵は竜脈に触れることで発現するものだとか、ぽろぽろと根幹設定が明らかに。

六門「識人(カタリテ)」「商人(ワタリテ)」「作手(ツクリテ)」「栄(フルイテ)」「竜人(ツナギテ)」「忍(モリテ)」
これ既出登場人物もそれぞれどれかに属してるのかなーと思うとワクワクしました。この考察だけで一日夢中になれそう。

今回PTについて、

商人(ワタリテ)=ライナス
作手(ツクリテ)=ルーディ
竜人(ツナギテ)=リド
識人(カタリテ)=ティティ

ここまでは確定でいいかなーと思うんですが、

忍(モリテ)=DX
栄(フルイテ)=フィル

ここは逆のほうがしっくりくる気も。
でもフィルはニンジャとしての訓練受けてないし。でもフィルが「栄」…、もちろん栄誉あふれるキャラクターだとは思うけれど、目指してる方向は「栄誉」よりも「守り手」だよな~?

いろいろ抱えてるっぽいティティがんばれ~~!! 答え合わせターン楽しみに待ってます。

ライナスの臨死体験「レートが悪いから」笑いました。

おじいちゃん騎士団

ご年配がイキイキと活躍してる作品読むと、肌がツヤツヤしてきますね!!(ニッコリ)
対巨災戦という大作戦中なのに「よっしゃ暴れたるで~」っていう通常運営ノリが頼もしい。
歴戦の猛者はこうでなくては。

ベルクロフトさんたちって今回のダンジョンシリーズが初出で合ってたでしょうか。
初出と思ってた情報や人物が、読み返すとだいぶ前にサラッと出てて驚くことが多いランドリ。
あぁ読みかえしたい。

あの、ところで六甲、B6の非破壊オブジェクトってもしかしなくても、サー・ジャッ…
その発想は冷静なるニンジャがゆえか、DXの影響を受けての大胆になったがゆえか、どっちだ。

特装版小冊子「Dance in the rain」

ひたすらいちゃらぶカップルが見られて私は満足です。本編が緊迫の展開だけに余計に癒されました。

ジアのおじい様もいつか出てきてほしいです。