サイレント・ウィッチ 外伝12-1時点の感想と考察

サイレント・ウィッチ、なろう版完結のしばらくあとに知ってハマり、外伝もリアタイで楽しく追っています。

サイレント・ウィッチはいいぞ。

※本編未読の方にはネタバレしかございませんのでご自衛ください。

アイザックへの預言の成就

「半身を失う」預言。
「フェリクスの栄誉」かなぁと思ってました。なんせ生体魔術が剥がせる可能性を考え付いてなかったので。

でも暴食の箱は想像以上に柔軟で、とってもシンプルに物理的に「顔」を奪われましたね…。

ここでのアイクの素顔化。
気になってはいた。気になってはいましたが、一切喜べないない取り戻し方でした…。

分水嶺を越した先の人間

サイレントウィッチは基本的に登場人物全員好きにさせられる(バーニーもエリアーヌもディーも初登場時は「これは無理」と思ってましたが今はふつうにあたたかく見守れています…)作品ですが、中でも私はアイザックに魅かれています。

私はどうやら性癖として、分水嶺を越した先の覚悟ガンギマリ人間が好きらしく。
過去の罪の重さに時に押しつぶされそうにつつも荷物を背負ったまま進み続けるキャラクターの悲壮さ切実さにやられがちです。
アイザックは完全にこのパターン。

だから幸せになってほしいんですよ。
外伝において、恋は実る気配が一切ないけれども、恋人通り越して完全に家族枠になってる姿にほっこりしたりしてたんですよ。
アイザック・ウォーカーとしてエリオットやサイラス兄さんと友達やってる姿にニコニコしてたんですよ。
いつか普通にアイザックとしても生活できるようになるといいねと思ってたんですよ。

それがこの仕打ちですよ……。

モニカの離脱

モニカが顔が変わったアイクをすぐに見抜いたシーンには感動しました。
モニカが数字でヒト・モノを認識しているのは決して明るい背景からではないのですが、この場ではその能力がアイクの心を救いましたね。
こういう、要素の表裏が顕れたようなシーンは好きです。

そして奮起するモニカ。
戦闘不能に陥り、日常の象徴として本編に引き続きヒロインかのごとく避難させられるアイザック。
あの、あのモニカが、自発的に嘘をついてアイクを避難させつつ敵をおびき寄せて新作魔術で待ち伏せ。

危うさは描かれていたけれども、正直、モニカが戦線離脱するとは思ってませんでした…。

預言から「沈黙の魔女」と「黒竜」が「竜害」を一掃する展開を期待しすぎていましたね…。

サイレント・ウィッチ、そんなに甘くない。

顔が変わるとはどういうことか

外伝11-30~32で、アイクの変貌による印象の変化を丁寧に描かれたのがとても好きでした。

自分の一挙手一投足が相手にどういう印象を与えるか、を常に認識して使いこなしてきたアイザックだけに、この変化のダメージは相当でかかっただろうなぁと思います。
同じ表情、同じしぐさで相手の反応が違う。

思いがけず、顔立ちのキツさで悩む人の苦労を感じました。

あとネロが顔見て「誰だ、お前?」って言ったの、かなり衝撃でした。
ネロ…………きみ、アイザックの顔、覚えてたんだね…………。
名前覚えてないだけで、ちゃんと顔で認識してたんだね…。

外伝12「開け、門」

もはや、冥府の門が開かれるのは確定かなーと思っています。

現セオドアはおそらく、本物のセオドアを食べて擬態している、セオドアに懐いていた元小竜だと思っているので。

8年前から姿が変わっていないし。一人称が「俺」から「おれ」になってるし。感性が人間っぽくなくなってるし。毒無効だし。竜なら宝物庫の封印が破れてもおかしくないですし。

目的は本物のセオドアの蘇生。

ただ、誰が暴食の箱の存在を彼に教えたのかはさっぱり予想がつきません…。何気ない雑談で知ったのか?

あと世間知らずなわりに潜伏上手なのもなぜだろう。セオドアと一緒にダニングから逃げ回って行動して覚えたとかかなぁ。

ピストラウネの幻獣の正体もわからない。うーん、素直に「唐突に水上に現れた火竜水竜と認識された」のが真相?

でも七賢人2人・王都・ミネルヴァ・サザンドールから大量の魔力を吸い上げて、そろそろ魔力も足りそうですし、ここまで正体と目的が引っ張られたら、もはや目的を遂げるところまでいってしまう気がしています。

門から現れるのは、果たしてほんとうにセオドアなのか。
蘇生された人間の状態は。
きっと復帰するであろうカーラの反応は。

モニカは復帰できるのか。
モニカの状態を見たネロの反応は。
アイザックはヒロイン枠からヒーロー枠に転身できるのか。
シリル様はいずこに。

外伝12もハラハラドキドキしながら読ませていただければと思っています。

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